どうして歯が動くの?~矯正歯科治療Information[歯列矯正の基礎知識]

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歯列矯正の基礎知識

歯並びでお悩みの方へ、不正咬合の原因やその影響・種類、歯が正しい位置に動くメカニズムなど、矯正歯科治療の基礎知識をご案内いたします。

どうして歯が動くの?

顎の骨に頑丈に固定されている歯がどうやって動くのでしょうか?。歯列矯正治療をするに際してそのメカニズムを知っておくといいでしょう。

1.歯の仕組みと骨の性質

歯は上下の顎骨に生えており、この顎骨の骨体部と歯の間には歯槽骨(しそうこつ。歯槽突起とも言います)と呼ばれる骨、そして、太いコラーゲンの束でできた歯根膜があります。つまり、歯は「歯根膜」と「歯槽骨」によって顎骨に支えられている、ということになります。

そして、骨には「骨吸収(古くなった骨がなくなる)」と「骨形成(新しく骨がつくられる)」という2つの性質があり、人間の骨は絶えずこの骨吸収と骨形成を繰り返しており、約5年程度で全ての骨が入れ替わっている、といわれています。


2.歯が動くメカニズム

矯正歯科治療は、ワイヤーを使った矯正にしても、ワイヤーを使わない矯正にしても、いずれも「歯に弱い力を継続的に加えていくことで矯正歯科医師は目的の場所に歯を移動」させています。それでは、「歯に弱い力を継続的に加える」と歯を支えている歯根膜や歯槽骨はどのような反応を示すのでしょうか?


  1. 歯根膜の伸び・縮み
    歯を移動しようと力を加えると、その両側のコラーゲンでできた歯根膜が伸縮します。例えば、歯を左から右に移動させるように力を加えた場合、歯の左側の歯根膜は伸び、右側は圧迫されて縮まります。
  2. 歯根膜が元に戻ろうとする
    歯根膜は一定の幅に留まろうとするため、歯根膜が縮んだ方では「骨吸収」が起きて歯槽骨が削られ、歯根膜が伸びた方では「骨形成」が起きて歯槽骨が新たに作られます。こうして、歯根膜は一定の幅を保つようになっています。
  3. 歯の移動
    こうした「骨吸収」と「骨形成」が繰り返し行われることで矯正歯科治療は行われています。使用する装置や個人差もありますが、歯の移動できる距離は1ヶ月に0.3~1mm程度であるため矯正治療は他の虫歯治療などと違って長く期間が必要なのです

素材提供:歯科素材.com


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